I.O.証言(H22.4.1)より | |
被告代理人松本)随分、細かい規則もあるんですけれども、こういうのを守らないといけないんですか。 I.O.)はい。 被告代理人松本)どうして。 I.O.)宝塚の代々受け継がれてきた伝統の規則だからです。 被告代理人松本)あなた方で変えたらいいんじゃないの。 I.O.)それはできません。 被告代理人松本)どうして。 I.O.)今までの方々がそのようにされてきたからです。 |
そりゃ、変えたらいいって思いますよ、誰だって。でも、一応音楽学校側の代理人なんですから、ねえ。 不思議なルールについては→ポイント解説8. 明文化されないのに拘束力があるおかしなルール |
原告母親証言(H22.4.2)より | |
被告代理人松本)【ベタな関西弁】(原告母親の当時のメモについて)これ、どういうご趣旨で話されたんですか。 原告母親)その前後が分からないので。(注:メモのどの箇所を指しているか分からないという意味) 被告代理人松本)前後はあなたここで聞かれてるでしょう。 原告母親)その前後は何ですか。 被告代理人松本)その前後はあなたが聞かれてるじゃない。このとき電話ではなしたか何かでメモしてるんでしょう。 原告母親)そのときの会話の内容を。 原告代理人)示していただけますか、その部分 裁判長)甲オ12号証 1ページ。 |
なぜそんなに威丈高なのでしょう。 |
(財布を拾ったのになぜインフォメーションカウンターに届けなかったのか) 原告母親)それは頭になかったんじゃないでしょうか。 被告代理人松本)まあ、通常はそうされると思うんですけど。 原告母親)その前に、委員に報告しなければいけないとか、ことこまかな規則が頭をよぎったんだと思います。 被告代理人松本)拾ったら、まず委員に報告するより、届け出るという規則になってると思いますけれども。 原告母親)交番に入るにも委員に報告がいるそうです。 被告代理人松本)交番には行かないで、ですわ。まあ、いいですけどね、それは。 |
真っ当な規則がある学校じゃないのです。被告代理人はそこをちゃんと理解してないといけなかったのでは。 財布の経緯については→事件の検証8-1. 劇場で財布を拾った |
(財布のことが、メモの当日部分に記載されていないという件) 被告代理人松本)12日も宙組の観劇に行ったと、これもお話しになったんですね。書いてあるから。 原告母親)それだけしか書いてないということは、その日の…。 被告代理人松本)いやいや、それ以外のことは聞いてないんで。 (略) 被告代理人松本)「申し開きが立たない」と書いてますけどね。「りょうとく届出がおくれた」とか書いてありますが。 原告母親)はい。それは初めて20日に…。 被告代理人松本)まだ質問してない。 |
これが人に物を聞く態度なのでしょうか。 |
原告証言(H22.4.2)より | |
被告代理人松本)例えば、どんなことを伝えもらされてたの。 原告本人)本科と予科で話し合ったことの内容や、話し合いの時間や…そういうことです。 被告代理人松本)そしたら、あなたはどうなるの。 原告本人)話し合いには参加できませんし、本科から知ってるよねって聞かれたことも答えられませんでした。 被告代理人松本)あなたは答えられないと、予科全員の失敗になると先ほどおっしゃってたんじゃないの。 原告本人)はい。 被告代理人松本)そんなことを自らするんですか。 原告本人)はい。 被告代理人松本)自分たちが怒られることをわざわざするんですか。 原告本人)それの意味はよく分からないんですけれども。 |
こうした素朴な疑問を発する感性を、もっと正しい方向に使えば良かったのに、と思います。 |