宝塚音楽学校96期裁判の記録(全まとめ)

96期+関係者一覧 樫原幸英 詳細

・事務長として委員からの報告を受け、それを鵜呑みにして、原告を退学処分にした。

・この人が事務長でなかったらこの事件が防げた、かどうかは不明だが、少なくとも、この事件から見える宝塚の体質を象徴しているとは言えよう。

・原告が在学中は比較的温和な態度だったため、仮処分で事務長の陳述書を読んだ原告はショックを受けた。

・寮や学校でのルールや実態を知らない。2204号室に大勢が泊まっていたことや、深夜までのお話合いのことを知らない。予科が本科に物を買わされるとか、予科は必ず寮でお風呂に入らなければいけないルールなどを知らない。

盗難が頻発していたのに、防犯カメラをつけたのは夏休みになってから。その映像も確認した様子がない。

・原告が大量のライターやナイフを持っているとの報告を受けて、原告のかばんを調査。発見されないので、「出てこない、おかしいな」と言う。

・6月15日の大捜索後、委員に「原告は精神科通院歴がある」と言われて鵜呑みにする。

テレビ取材の件では、当初は反省文で良しとしたのに、委員が納得しなかったために「反省文で済む問題ではない」と翻す。

・原告が間違えてかばんに入れてしまった共用スプレーについて、「重く見ている」。

・原告が拾った財布を、警察の会計課ではなく少年課に相談(当初から盗難想定か)。

財布の持ち主に話を聞いても、「盗まれたとは思っていない」という主張を記載しないで、「盗まれたかもしれない」という書類を作成。それを突っ込まれると、「プライバシーに配慮したから」と主張。

・原告のかばんに入っていた本科あてのDMを、原告が「先生から本科に返してほしい」と頼んだら、「自分から返すと、他の同期がやったことになる」と拒絶。

防犯ビデオをコンビニに提出させるよう、警察に依頼。(違法)

・原告を突然強制送還。無理やり飛行機に乗せる。文書を読み上げるだけで、詳しい説明もせず。

・職員会議で原告を退学させるよう話を持っていった。

退寮後、原告の部屋から持ち物を返却。

・仮処分後に登校してきた原告を、弁護士とともに「登校拒絶」と追い返す。

・生徒たちや保護者たちが、原告の復学に反対するよう仕向ける。

防犯ビデオを見て、コンビニで原告が盗んだという物品を、ビデオに映ってもいないのにどんどん追加。

inserted by FC2 system